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予算委員会を終えて

こんにちは!

鎌ケ谷市議会議員の大内です。

3月7日と8日の二日間で鎌ケ谷市の平成28年度予算委員会が行われました。

私にとって初めての予算委員会でしたので、2週間前から質問内容を検討し、担当者に基本的なところは確認しながら、準備を進めました。

また、今回、委員としてチェックするにあたり、市の基本計画達成につながるかどうかのチェックはもちろんのこと、2つのゴールを持って臨みました。 ①困っている人(問題を抱えている人)を支える予算になっているか。

②無駄を省くだけではなく、鎌ケ谷市の発展につながる投資をしているか。

要望はいくつかあげましたが、概ね問題ないと判断し、採択としました。

以下、市の今年度の予算の概要と私がチェックした主なポイントです。

①平成28年度予算は、昨年度(27年度)より一億円減の337億円

 →大型事業(学校のエアコン設置など)が完了したため。

  市税が1億円増となりますが、無駄なことに予算を計上しないという姿勢は評価できます。

②公債費(市の借金返済の支払い費用)のピークは、34年度で約36億円。

 →平成27年度末の、市債(市の借金)の見込みは約351億円

   そのうち、約7割は交付税措置(国のお金で対応)の予定であること、またピークへの対策として計画的に減債基金(市の謝金を支払うための貯金)を約17億円積み立ており、現状、問題なく対応できることがわかりました。ですが、安心することなく、今後も定期的に財政状況はチェックしていきます。

③困っている人を助けるための予算として、多子世帯、ひとり親家庭、生活困窮者への支援を拡充

 →多子世帯の支援については、児童扶養手当について、2人目の加算を5千円から1万円に、3人目以降は3千円から6千円に拡充されます。保育料の負担軽減策として、第1子が半額、第2指向が無料(所得制限あり)になるなどの支援を行っていきます。

  また、ひとり親家庭については、自立支援教育訓練給付金の支給額を10万円から20万円に、高等学校卒業程度認定試験の講座受講費の一部給付など、就職しやすい環境を整えます。

  生活困窮者の家庭に対しては、小4~中3を対象に、無料で学習支援事業を行います。

  このように、それぞれの課題に対して、細やかな対応を進めていきます。

④企業誘致、創業者支援について

 →企業誘致は進んでおらず、平成28年度も「これはいける!」という目新しい事業はありません。

  そのため、私は、もっと創業支援に力を入れ、企業を呼び込むより、企業を1から育む支援をしたらどうかと要望しました。コミュニティビジネス支援、ベンチャービジネス支援を平成28年度は行っていくので、まずはそれを確実に行う。また、女性にそういったビジネスを興してもらうことの意義を伝え、女性支援を行う男女協働参画支援センターとの連携も提案させていただきました。

以下、所管ですが、平成19年に財政危機に直面してから、鎌ケ谷市は無駄遣いをやめ緊縮財政と言える予算運営を行ってきましたが、そろそろ税収を増やす、市民の皆さんの収入を増やすための取組み(企業誘致や創業支援など)にしっかり取り組む時期にきていると感じました。

また、順次、項目ごとにレポートをあげてまいります。

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